文化芸術マスタープランは、”ともに創る きらめく長久手”の実現を目指す、本市の文化芸術行政の指針です。このプランに基づき、長久手らしい文化の創造と振興のため、さまざまな事業を展開してきました。

平成29年度より、新たな文化芸術マスタープランの策定に取り組み、「長久手市文化芸術マスタープラン」が完成しました。

策定の趣旨

町(当時)は、平成10年3月に「長久手町文化マスタープラン」を策定し、同年7月に町の芸術振興の中核施設である文化の家を開館するなど、”ともに創る きらめく長久手”の実現に向けて、長久手らしい文化の創造と振興に積極的に取り組んできました。平成17年には愛・地球博の開催地として全国・全世界の人々が訪れ、広く情報発信を行うことができました。そして、これまでの文化行政の成果と課題を踏まえ、平成19年には、「第2次長久手町文化マスタープラン」の改定を行いました。

今回の改定で、本プランは第3次計画となりますが、国の文化芸術基本法に従い、「文化芸術マスタープラン」へと名称を変更することとしました。本市では、「市民主体のまちづくり」を標榜しており、プラン改定に当たっては、市民参加をよびかけ、議論を重ね幅広い意見集約につとめました。本プランが、市民のみなさまのさまざまな文化活動や市民活動のきっかけとなり、市民生活やまちづくりがいっそう活発になる一助となれば幸いです。

構成

本マスタープランの構成は5章からなり、1章の「文化芸術マスタープランの策定にあたって」では、改定経緯と方針や文化芸術の定義、計画の位置づけ等を定めています。2章の「文化環境の現状と課題」では市民、芸術家、文化団体、文化行政等の活動状況と、文化振興上の成果と課題を把握しています。

さらに、3章の「文化芸術行政の基本的な考え方」では、文化振興の意義を再確認した上で、基本理念を定め、理念を通じて実現しようとする基本方針と目標を設定しています。4章の「取り組み」では、理念、基本方針、目標を実現していくための、施策や市民参加により得られた意見をもとに5つの重点施策を定めました。また、文化力の活用について、まちづくり、生活、産業・経済、交流など幅広い領域にわたって文化施策の方向性を示しました。最後の5章では「推進に向けて」では、どのように運営していくか、どのようにその運営を評価していくかを示しています。

長久手市文化芸術マスタープランをご覧いただくことができます。データはPDF形式です。