「文化・芸術」✕「まちづくり・福祉・観光など多様な分野」
地域を変える文化施設や文化芸術の力とは。
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- 開催情報を公開しました!(2022年9月23日更新)
講座概要
「文化の家」など文化施設は、文化や芸術を嗜む人のための場所なのに、行政がやる意義や効用って何?
「指定管理者」という制度があるけど、導入すると何が起こるの?
を解説しながら、参加される皆さんと一緒に、文化の家の将来像を見つめましょう。
今回は、兵庫県立尼崎青少年創造劇場(通称・ピッコロシアター)の専属劇団、兵庫県立ピッコロ劇団の俳優、菅原ゆうきさんをお招きします。ピッコロ劇団では、聴覚、視覚の不自由な方に演劇を届ける先駆的な活動を行ってきました。聴こえない、見えないなかで、いかにして観客に演劇を届けるのか?鑑賞サポートの工夫や苦心などを伺います。
日時 | 2022年11月20日 15:00 〜17:00(開場は30 分前) |
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会場 | 文化の家 光のホール |
主催 | 長久手市 |
共催 | 文化と地域デザイン研究所 |
ゲスト
菅原 ゆうき (兵庫県立ピッコロ劇団 俳優)
1991年生まれ。2014年に兵庫県立ピッコロ劇団入団。『いらないものだけ手に入る』(令和3年度文化庁芸術祭賞大賞受賞)など、劇団公演出演のほか、現在、ピッコロ演劇学校講師、在留外国人を対象とした「にほんごであそぼう」(文化庁・日本劇団協議会主催)や視覚特別支援学校でのワークショップファシリテーターなどの活動も多数。2019年から公演出演とともに、字幕や音声ガイドの作成やナレーションを担当。
聞き手
松本 茂章 (文化と地域デザイン研究所代表、日本アートマネジメント学会会長)
専門は文化政策、文化を活かした地域デザイン。県立高知女子大学教授、公立大学法人静岡文化芸術大学教授を歴任。読売新聞記者・デスク・支局長を務めたので、文化ジャーナリストの活動も行い、全国各地を歩いている。時事通信社の行政雑誌『地方行政』などに連載原稿を執筆中。単著に『官民協働の文化政策』『日本の文化施設を歩く』など。単独編著に『岐路に立つ指定管理者制度』『文化で地域をデザインする』など。最新作は『ヘリテージマネジメント地域を変える文化遺産の活かし方』(2022年5月)
レポート
2021年からお届けしている「文化と地域デザイン講座」、芸術文化を取り巻く多様なジャンルとの関わりを、全国の特徴的な事例とともに紹介しています。
今回は第5弾「障がいのある人に、いかに演劇を届けるか?」と題し、芸術文化×福祉をお届け。
劇場での鑑賞サポートを積極的に取り入れている、兵庫県立ピッコロ劇団俳優の菅原ゆうきさんをお招きしました。
2015年に初めて音声ガイド付き公演を開始、2018年には字幕機器付き公演を開始し、聴覚・視覚に障害のある方への鑑賞サポートを徐々に初めて行きました。
また、現在は音声ガイドや字幕制作をピッコロ劇団の俳優自らが行っているというところも特徴的です。
字幕は、パワーポイントで1,000枚以上の字幕ページを作成、物語が進んだ(文字が別の文に変わった)ことがわかるように工夫するなどをしている。
音声も、場面解説的な事以外にも、舞台のセットの様子を触図(立体的に印刷した図)で教えたり、終演後に衣装を触れる時間を設けるなどの取組をしている。
ピッコロ劇団では、普通に見える人と同じ情報量を届けるために、想像以上の努力をしていることがわかりました。
鑑賞サポートの取組は、同じ兵庫県内にある宝塚市の宝塚歌劇団にも届き、音声・字幕サポートを何度も視察に来ていたそうです。そして、宝塚歌劇団でも鑑賞サポートタブレットサービスを開始されたそうです。
途中、音声ガイド体験コーナーも開催! 参加者の中から、12月に公演予定の映像に音声ガイドを付ける(アテレコ)を体験しました。
タイトル(リンク先にYouTube配信) | ゲスト | 開講日 | |
Vol.1 | 医療現場で芸術を展開する/ホスピタルアートの可能性 | 森口 ゆたか | R3.8.20 |
Vol.2 | 公立文化施設が「まち」を変える/京都会館からロームシアター京都へ | 平竹 耕三 | R3.11.5 |
Vol.3 | 未来の公立文化施設はどうなっていく?/岐路に立つ指定管理者制度 | 鬼木 和浩 | R4.1.7 |
Vol.4 | 新しいまつりをつくるー東京高円寺阿波おどりー | 冨澤 武幸 | R4.7.24 |
「【終演レポート】文化と地域デザイン講座「障がいのある人に、いかに演劇を届けるか?」 【11月20日(日)】」への 1 件のコメント
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