年に一度の「長久手名物」!

ユニークな座組の役者陣!

お知らせ公演内容出演作品チラシ観劇レポート

お知らせ

  • 公演情報を公開しました!(2023年3月2日更新)
  • 観劇レポートを公開しました。(2023年3月14日更新)

公演内容
長久手市文化の家のアートスクール「戯曲セミナー」の受講生のうち、講師・演出家のはせひろいちさん(劇団ジャブジャブサーキット)により選出された優秀作品3作品と、昨年の中止に伴い未上演となっていた1作品を、ユニークな座組でお届けします。
さらに今年は、俳優A賞発表&授賞式も同時開催!皆さまお誘いあわせの上、ぜひお越しください!

※発表会タイトルは、選抜作家の氏名と作品名の「頭文字」で皆で考えた、毎年恒例のアナグラムです。

開催日
開催時間19:00開演(18:30開場)
会場風のホール
入場料無料(予約不要)
主催長久手市

 

チラシ

近日公開予定

出演作品

第一話「めがね」 つげ周爾・作

五十嵐……荘加真美(劇団ジャブジャブサーキット)
小原……台越竜太郎(受講生)
森本……石川朋未(受講生)
林田……太田竜次郎(劇団エンジン)

第二話「コンビニ劇場」 黒川ゆかり・作

マミ……和田美夏子(フリー)
岩井……田村優太(受講生/劇団栞ちゃんのしおり)
島崎……中島大貴(劇団栞ちゃんのしおり)

第三話「ゲームオーバー」 田村優太・作

A……林優花(劇団ジャブジャブサーキット)
B……二瓶翔輔(フリー)

第四話・特別上演「金の鈴」 市瀬佳子・作

里見……堀合真由
千保……空沢しんか(劇団ジャブジャブサーキット)
千栄……小湊悠

第四話上演後…
第7回俳優A賞・最終発表&授賞式
日本劇作家協会東海支部とのコラボ企画。ノミネート俳優7名への選評も見どころ。

日本劇作家協会東海支部HPはこちら

 

観劇レポート

毎年恒例となっているこの季節の風物詩。【戯曲セミナー優秀短編上演会『湯気たつ雪夜 コメ食いし…』】。

講師、演出のはせひろいちさん(劇団ジャブジャブサーキット)が戯曲セミナー受講者の作品の中から優秀な作品を選出、はせさんが演出し、上演するという企画です。今年も個性的な3作品と、昨年止む無く延期となってしまった劇王にて上演予定だった作品を特別上演として1作品、合計4作品が上演されました。会場には毎年足を運んでくれている方から初めての方まで、80名近い方がご来場くださいました!

第一話は、つげ周爾・作「めがね」

シュールな笑いの中に、現代社会の問題をチクリとつつくような風刺観。さらにそれを低温で演じる役者陣がまたベストマッチでした。カラフルな色使いも見てて楽しかったです!
サンバイザーをとても久しぶりに見ました。

 

第二話は、黒川ゆかり・作「コンビニ劇場」

演劇人なら何となくうなずいてしまうようなシチュエーション。そして、演劇の嘘を面白おかしく盛り込んだ作風は、観客を裏切らない面白さで、純粋に笑ってしまうような楽しさがありました。コミカルでサクサクとしたストーリー展開も清々しく、なんだかすっきりとする作品でした。

 

第三話は、田村優太・作「ゲームオーバー」

憎み切れない悪役と、強気すぎる人質の二人芝居。会話の流れが巧妙で、テンポが悪いはずなのにテンポの良い作品展開が、とても面白かったです。それぞれのキャラクターが立っていて、細かいやり取りやしぐさにも作品の魅力が詰まっていて、見応え充分でした。

 

そして、特別上演・第四話、市瀬佳子・作「金の鈴」

しっとりとした雨降りのような作品。不在の存在に対してそれぞれの感情を抱く女性二人を中心とした物語です。不在の存在を際立たせるほど二人がその存在のことを知らないという、独特の設定の中で、それでも浮き彫りになる彼女と彼女への感情が、なんだか胸をぎゅっとする作品でした。

とにかくどの作品もとにかく個性的で楽しく、見応え充分な上演会でした。この企画、実は入場無料なのですが、とても勉強にもなり、楽しい企画です。これからもどんな作品が生まれるのか、たのしみです!