「上演時間20分、役者3人以内、数分で舞台転換可能」という制約のもとで
上演される短編演劇連続上演イベント!

劇王2024がやってくる!

おしらせ公演内容終演レポートチラシ

お知らせ

  • 公演情報を公開しました!(2023年11月28日更新)
  • 終演レポートを公開しました!(2024年2月9日更新)
  • 終演レポート内の審査結果について、赤澤ムックさんのカズ祥さんの点数が誤っておりました。大変申し訳ございませんでした。(2023年2月14日訂正済み)

公演内容

劇王とは?

「上演時間20分、役者3人以内、数分で舞台転換可能」という制約のもとで上演される短編演劇連続上演イベント。2003年に長久手で生まれ、現在、全国各地で劇王を基にしたイベントが広がっています。
観客とゲスト審査員の投票により優勝者「劇王」が決定されるため、お気に入りの作品に投票するのも楽しみの一つ。また短編を一気に見られるおいしいトコどりのおトクなイベントなので、観劇デビューにもオススメです。

日時

開催日時

※各回30分前開場

会場風のホール
主催一般社団法人 日本劇作家協会
制作日本劇作家協会東海支部
協力長久手市
助成文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事 業))
独立行政法人日本芸術文化振興会

*Aプログラム*

●作・演出:國吉 咲貴『死神と咀嚼』
出演:芝原啓成(オイスターズ)、永井一信(くによし組)、國吉咲貴

●作・演出:志月 ゆかり『君と死を夢む』
出演 :りん。(創作ユニットしおり雪)、志月ゆかり(演劇ユニットゆめのあと)

●作・演出:瀬川 鮎『最後の赤飯』
出演:馬島詩麻(劇団トイホース)、瀬川鮎(劇団ダダ)

●作・演出:広岡 慈乃『雲を恋う 』
出演:中村優希(ハコトバコ)、廣瀬達也(劇団ハイエナ)

*Bプログラム*

●作・演出:天野 順一朗『プローソポ』
出演 :未定

●作・演出:カズ祥『夢の中』
出演: 新井ユウト、水上翔斗、かわちまり(劇団わに社/推劇)

●作・演出:斜田 章大『塔』
出演:元山未奈美(演劇組織KIMYO/inni)

●作・演出:長谷川 彩『旅とパン 』
出演:未定

※Aプログラム、Bプログラムとも、上演順は後日決定いたします。

*決勝巴戦 結果発表および講評

Aプログラムの勝者、Bプログラムの勝者と第12代劇王関戸哲也の3名で、決勝巴戦を行います。

●作・演出:関戸哲也『アオヲサス(仮)』
出演:おぐりまさこ(空宙空地)、関戸哲也(空宙空地)

*審査員紹介*

赤澤 ムック

劇作家・演出家・俳優、札幌市出身。桐朋短期大学演劇専攻科を経て、劇団黒色綺譚カナリア派を旗揚げ(2011年より活動停止)。現在は都心部の商業演劇や2.5次元演劇の他 、地方での小さな芝居作りや高校演劇審査員などにも精力的に参加。近年の作品は、ミュージカル「東京リベンジャーズ」、「あんさんぶるスターズ!on STAGE」シリーズ、歌劇「桜蘭高校ホスト部」シリーズ(脚本)、日向坂46初舞台「あゆみ」( 演 出 )、映画「彼女がその名を知らない鳥たち」、「前科者」(出演)

山口 茜

劇作家・演出家 。龍谷大学文学部日本語日本文学科卒業後、上演ごとにスタッフ・キャストを集めるトリコ・Aプロデュースを設立。
2007年~2009年、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに滞 在。帰国後、活動を再開し、利賀演劇人コンクール2 015に参加したメンバーで サファリ・Pを立ち上げる 。2015年~2017年、アトリエ劇研アソシエイトアーティスト、2016年~2018年セゾン文化財団フェロー。

松浦 茂之(三重県文化会館 副館長兼事業課長)

金融機関等の民間勤務を経て2000年4月より三重県文化振興事業団職員として勤務。2007年4月に事業課に異動してからは事業統括と演劇事業を中心に担当し、複数のプロ劇団と公共ホールによる新しい演 劇制作ネットワーク「トリプル3演劇ワリカンネットワーク」、市民参加の疑似劇団活動「ミエ演劇ラボ」、小ホール24時間連続使用による劇団レジデンス事業、注目劇団を紹介するシリーズ「Mゲキセレクション」、まちなかリーディングフェス「MPAD」、「 ‘介 護 を楽しむ ’ ‘ 明るく老いる’アートプロジェクト」、「なりかわり標本会議」等をプロデュースし、現在に至る。

~関連イベント~

*戯曲見本市 2/3(土)、4(日)
風のホールホワイエ にて戯曲見本市開催!
在庫限りの販売となりますので、お早めにお買い求めください!

*俳優A賞 授賞式(主催:日本劇作家協会東海支部)2/3 (土) 17:00~18:00
日本劇作家協会東海支部が2015年に創設した【俳優A賞】。
経歴や役の大小は不問で毎年9月~12月、東海エリアで上演される公演が対象。

 終演レポート

去る2月3日(土)、4日(日)短編演劇連続上演イベント【劇王2024】が開催されました。「上演時間20分、役者3名以内、数分で舞台転換可」という制約の下で競われる今では全国に広がり、あちこちで開催されている当イベントですが、実はここ長久手市文化の家が発祥の地なのです!前回の2022は新型コロナの影響で本番当日に中止が決定。満を持して4年ぶりの開催となりました。

劇王は今までは日本劇作家協会に所属していることが出場条件の一つでしたが、今年は公募枠が新たに設けられ、2月3日(土)13:00~は公募枠によって選ばれた4名のAプログラム、18:30~は日本劇作家協会より選定された4名のBプログラムとなりました。

どの作品も劇作家さんの個性と熱意が溢れており見応え充分!その中でAプログラムからは國吉咲貴さん『死神と咀嚼』、Bプログラムからは斜田章大さん『塔』が勝ち抜き、いよいよ2月4日(日)決勝巴戦へと続きます。

 

決勝巴戦では、それぞれのプログラムの勝者に加え、第12代劇王である関戸哲也さんが参加しての三つ巴戦です。

國吉さんの作品は、シュールな笑いの中にさりげなく見える生の尊さが愛おしく、一方で斜田さんは、圧倒的な世界観で会場を魅了し役者の元山未奈美さんとの相性も抜群です。最後の関戸さんの作品は、さすが劇王と言うべく安定感で観客を元気にしてくれるような作品で、決勝巴戦らしい名作揃いとなりました。そんな3作品の中で、第13代目劇王に選ばれたのは、國吉咲貴さん『死神と咀嚼』!死というテーマを滑稽に描く秀逸さ、また各々のキャラクターが醸し出すシュールかつリアルな人物像、その中で生を炙り出す作風は唯一無二、とても素敵な作品でした。

こうして無事に幕を閉じた劇王2024。次回はどのような戦いが繰り広げられるのか……。今から楽しみでなりません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aプログラム結果

赤澤ムック山口茜松浦茂之観客合計
広岡 慈乃
『雲を恋う 』
6591737
國吉咲貴
『死神と咀嚼』
20231855116
志月ゆかり
『君と死を夢む』
5431931
瀬川 鮎
『最後の赤飯』
5461732

Bプログラム結果

赤澤ムック山口茜松浦茂之観客合計
長谷川彩
『旅とパン 』
86161141
カズ祥『夢の中』12591844
天野順一朗
『プローソポ』
918144990
斜田 章大『塔』1818862106

決勝巴戦結果

赤澤ムック山口茜松浦茂之観客合計
國吉咲貴
『死神と咀嚼』
1822253499
斜田 章大『塔』14953967
関戸哲也『エール』89105077

チラシ

チラシデータ(表)

チラシデータ(裏)