東西聴きくらべ 落語の魅力再発見!

おしらせ公演内容出演レポートチラシ

 


お知らせ

  • 公演情報を公開しました!(2022年9月25日更新)

公演内容

同じ落語なのに、面白みも趣もこんなに違う江戸と上方。江戸落語を体現する二人の春風亭と、NHK新人落語大賞優勝の二人の上方噺家、計四名の人気落語家が長久手市に笑いを届けます。江戸の味わいと上方の風味、双方を贅沢にお楽しみ下さい。


開催日
開催時間15:30開演(15:00開場)
会場長久手市文化の家 風のホール
主催落語ステージ・ワゴン
共催長久手市

チラシデータ(おもて)

チラシデータ(うら)


出演

春風亭柳枝(しゅんぷうていりゅうし)

2006年 春風亭正朝に入門。落語協会会長の柳亭市馬師が「五本の指に入る」と言ったほどの名跡を、六十二年ぶりに嗣いで大きな話題になった。古典に正攻法で取り組む姿勢と伎倆は間違いなく「九代目」を名乗るに相応しい実力と言えよう。2015年 第二十六回北とぴあ若手落語家競演会 優勝。2016年 読売杯争奪激突!二ツ目バトル 優勝。

 

春風亭朝枝(しゅんぷうていちょうし)

2015年 春風亭一朝に入門。前座の頃は「スーパー前座」と呼ばれ、登場人物を演じる繊細な表現力は素晴らしく、二つ目昇進からまだ二年あまりだが、早くも「江戸前の落語を体現する噺家」と落語ファンからも高い評価を得ている。

 

桂華紋(かつらかもん)

2010年 桂文華に入門。大学では落語研究会に所属。卒業後はまっとうに会社勤めをしようといったんは決心するも、生の落語の楽しさが忘れられず、内定を辞退して噺家の道へ。2019年、入門十年を待たず「NHK新人落語大賞」を受賞。自然な語り口で聴く人を噺の世界に連れて行く、実力はの若手として期待を集めている。

 

桂二葉(かつらによう)

2011年 桂米二に入門。旧き良き大阪ことばが息づく古典落語を守り演じながらも、上方に暮らす愛嬌あふれる人々、たくましく生き抜く人々を現代の新たな感覚で活きいきと描く。入門以来、「女性が古典落語を演じることは難しい」と言われてきた定説を覆そうともがき、2021年「NHK新人落語大賞」で女性初の大賞を受賞。約三百年続く古典芸能である落語の世界に変革をもたらすべく奮闘を続ける。

 

トークコーナー司会  桂弥太郎(かつらやたろう)

上方の噺家。2009年 桂吉弥に入門。

 


公演レポート

落語theディスカバリィは落語を上方(関西)と江戸(関東)に分け、それぞれの地域ならではの面白味や趣を楽しんでいただく企画です。
出演者は春風亭柳枝、春風亭朝枝、桂華紋、桂二葉という、実に多種多様な方々。そんな贅沢な催しということもあり、会場にはたくさんのお客様がいらっしゃいました。
客入れの時間と同時に舞台に鳴り響くお囃子の音。落語ならではの雰囲気がたまりません。

最初は出演者4人によるトーク。上方と江戸の違いなどをご説明頂き「へぇ~」と思わず関心してしまうようなお話も。「なんか変にまじめな話をしてしまいました。」とご本人方もおっしゃるような奥深いお話を聞くことができました。

トークの後はお待ちかねのそれぞれの方の落語が始まります。

関西のスピード感満載の桂華紋さんは、心地よいテンポでお客さんの心をつかみ、最後までジェットコースターのように駆け抜け、観劇後には爽快感を見せつけてくださいました。

その華紋さんとは対照的に、上品なきちっとした印象の春風亭朝枝さん。30分の中に5名もの登場人物が登場し、うち3名は女性。その女性の色っぽさは圧巻でした。

3人目はお決まりの蕎麦ネタからご当地ネタも含めて終始笑わせっぱなしの春風亭柳枝さん。きしめんを食べる音は、会場からも「おぉ~」と歓声も。楽しさの中に少々の小気味悪さが、心地良いスパイスとなっていました。

最後は若さと可愛らしさの桂二葉さん。可愛らしさだけではなく、どこか力強さを感じさせる落語はお客様からも大変好評で「元気がでた!」「お会いできてよかった!」といったアンケートも。とにかく可愛らしい笑顔の二葉さんでした。

4人の落語家さんそれぞれの魅力が存分に詰め込まれた2時間。会場はとても温かな雰囲気で幕を閉じました。

アンケートにも「とても贅沢な企画!」「涙が出るほど笑いました」「こんなに笑ったのは久しぶり。」などなど、大好評なご意見を多々頂くことができました。

皆様、ありがとうございました!是非ともまた長久手市文化の家にいらしてください!