市所属の劇団座☆NAGAKUTEの第34回公演は縁側を舞台にしたコメディ!
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- 公演情報を公開しました!(2022年12月25日更新)
- 演出佃典彦のコメントを追加しました!(2022年12月25日更新)
- 公演レポートをアップしました!(2023年3月26日更新)
時は初夏。舞台は、ある地方都市の旧家。
吉野さきは、意に沿わぬ結婚式を明日に控えて、憂鬱である。と、そこへ、さきが子供心にほのかに思いを寄せていた元力士、小川錦一が20年ぶりに姿を現す。さきの心は、結婚式を前に揺れ動くばかりである。ただ、錦一は数年前にすでに死んだという話も聞こえてくる。
錦一に対するさきの恋心の他に、周りの人たちの間にもいろいろな恋の鞘当てがあり、皆てんやわんやである。
そんな中、なんと、日本で戦争がはじまる!
ちょっとナンセンスな恋愛コメディーの果てに、信じられない衝撃的な出来事が・・・。
公演日時 | ①2023年3月18日(土)14:00開演(13:30開場) ②2023年3月18日(土)19:00開演(18:30開場) ③2023年3月19日(日)14:00開演(13:30開場) |
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会場 | 長久手市文化の家 風のホール |
出演 | 座☆NAGAKUTE団員 多嘉山秀一、安達総子、のりづきみな、榊原みどり、伊藤靖徳、あぼともこ、玉木きよし、すがとも、しずはたまこと、谷内範子、江尻吉彦、西生寿江、瀬戸深雪、吉本陽子、住奥まさか2 |
主催 | 長久手市 |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 |
コロナの影響で2度の中止を経て上演された座☆NAGAKUTEの本公演。3年ぶりとなる本公演は、竹内銃一郎さん『風立ちぬ』です。会場には3年ぶりの上演を心待ちにしていたたくさんのお客様が足を運んでくださいました。
会場に足を踏み入れると、昭和家屋の縁側を思わせるような縁側が。今にもセミやヒグラシの声でも聞こえてきそうです。
その雰囲気から、なんとなく一昔前のお話と思ってしまいますが、舞台にはスマホやタブレットも登場。さらには、キーワードである“戦争”。
時代設定や背景などを突き詰め始めると、物語のテンポについていけなくなってしまい、戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、その心地よい物語のテンポに乗っかってしまえばなんてことはありません。もはや時代設定は重要ではないのではない気がしてくるのです。
小さなことで小競り合いになったり、それぞれが譲れないものをもっていたり、大切な人を想う気持ちなどは、時代がいつであれ変わるものではありません。そして“戦争”も然り。
心地よいテンポの中で必死に生きている登場人物たちを見ていると、とても可愛らしく、ほほえましい感じがする一方で、“戦争”という背景が、そのほほえましい情景が儚いものに見えてきて、淋しくなってしまいます。
そして衝撃のラストの演出に驚かされますが、それでも、人々は、その地に力強くたち、笑顔で風を感じていました。
ちなみに『風立ちぬ』の作者である竹内銃一郎さんもわざわざ観劇にいらしてくださり、楽しんでくださったようです!
純粋に楽しく切なく、観劇後にはなんだか勇気づけられるような、素敵な作品でした。
座☆NAGAKUTEの皆様、お疲れさまでした!
前回公演がコロナ禍で中止になってしまいまして大変残念な思いをしました。2年分の想いを込めまして座員一同張り切っております。
今回は僕が勝手に師匠と呼んでおります竹内銃一郎氏の作品です。僕が竹内さんに指導を受けてからなんと四半世紀が経ちます。いやぁ、本当にキビシイお言葉をたくさんいただきました。恩返しの意味も含めまして、頑張りたいと思っております。
タイトルだけ見て「あ、ジブリ作品だ」と思ったアナタ、そうじゃありませんのでご注意ください。長久手にジブリパークができましたけどね、違うんです。
てなワケでぜひご覧ください!
佃典彦