創造スタッフがおくる、音楽・演劇・ダンスの総合劇
「そうだ、夢を見よう。」
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- 公演情報を公開しました!(2023年10月25日更新)
文化の家契約アーティストである創造スタッフが、演劇、音楽、ダンス、美術の力を集結させた一大イベントである「創造スタッフ劇場」。
今回は“月”と“夢”が織りなす物語。
子どもから大人まで幅広い方々が楽しめる内容となっています。
ぜひたくさんの思いと愛情を込めた劇場を、ぜひその目で見て、感じてください。
開催日 | 2023年12月23日(土) |
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開催時間 | 11:00開演(10:30開場)/14:00開演(13:30開場) |
会場 | 長久手市文化の家 森のホール |
主催 | 長久手市 |
大脇 ぱんだ(演劇系創造スタッフ)
1988年愛知県生まれ。2013年に劇団B級遊撃隊に所属、その後本公演を経て、数々の舞台に出演。2015年「木村さんと鈴木さん」にて第1回俳優A賞ノミネート。2016年「そして彼女は」にて、教文短編演劇祭2016優勝。その世界で生きるをモットーに、貫禄のある安定した芝居をする。実年齢より上の役を演じることが多いせいか、年齢不詳。現在、名古屋を中心に活動している。
林 友里菜(舞踊系創造スタッフ)
愛知県出身。幼少よりエアロビクスやチアダンスなどを習い、全国大会に出場。2010年光ヶ丘女子高校入学後、創作ダンスに出会いダンス作品を創作する楽しさと奥深さを知る。その後至学館大学に進学。同修士課程修了(健康スポーツ科学)。現在、愛知県内の大学非常勤講師。ジャンルを問わず様々な舞台やイベントに出演、ダンス指導者としても活動を展開。
小田 智之(音楽系創造スタッフ(鍵盤・作曲))
1998年愛知県小牧市生まれ。2021年名古屋芸術大学サウンドメディアコース卒業。主に作編曲・鍵盤演奏をする。きわめて最高なエンターテインメントセカイ系音楽集団「MURAバんく。」(ドクター=ODとして)所属。
内田 一晟(音楽系創造スタッフ(打楽器))
愛知県岡崎市出身。名古屋音楽大学院器楽研究科修了。オーケストラ、クラシック音楽、民族音楽と幅広く演奏活動をしている。2018年ルディメンツJAPAN フレッシュコンサートに出演、ディプロマ取得。マリンバ&パーカッションアンサンブルグループBIRTHメンバー。ヤマハミュージックジャパンインストラクター。
小西 祐矢(美術系創造スタッフ)
愛知県立芸術大学大学院美術研究美術専攻デザイン領域修了。エキシビジョンの持つ空間性や媒体としての特性に着目し、場を生かした体験としての表現を行ってきた。現在は、強いインパクトとエンターテイメント性を持つ驚異の存在(神や怪物、超人など)を用いた表現について研究し、物語と組み合わせたその表現の可能性を探求している。
髙野 葵(美術系創造スタッフ)
2021年度まで愛知県立芸術大学にてデザインを学ぶ。あそび発明のイベントをはじめ、工作のワークショップを開催しながら、自身もオリジナルのアナログゲームを制作している。長久手市文化の家受付前にて、これまでに開発したオリジナルゲームを展示中。
毎年クリスマスの時期に開催される「創造スタッフ劇場」。文化の家の創造スタッフが総力をあげてお送りする、お子さまから大人まで楽しめるスペシャルな企画です。森のホールには、親御さんに手を引かれて可愛らしいお客様がたくさんいらっしゃいました。
舞台上には大きな月が浮かび、可愛らしい舞台美術や、時計や砂時計も…。そして中央にはまるい箱が。今回、お客様には入場の際に「あなたの夢はなんですか?」と書かれた紙が渡されています。その紙に自分の夢を書いて、この箱に夢を届けてもらうことになっていて、たくさんの夢が届いていました。
どことなく不思議な雰囲気の中、案内人テラとして演劇系創造スタッフの大脇ぱんださんが登場!テラは、お客様があらかじめ出してくれていた「夢」を読み上げながら、皆さんと楽しくお話をしています。客席からもたくさんの声があがり、みんなとても楽しそう。雰囲気が温まってきたところで、音楽系創造スタッフの小田さん、内田さんの素敵な音楽に合わせ、舞踊系創造スタッフ林さんも登場。創造スタッフ劇場ではおなじみとなった至学館大学のダンサーの皆さんも加わり、舞台上はとっても楽しそう!
しかし、ストーリーはなんだか予期せぬ方向へ……。楽しかった舞台から一転、陰鬱な展開へと物語が進んでいきます。しかし登場人物は、自分と向き合い、少しずつ前を向いていって…。登場人物の表情やダンスで、お客さんも楽しくなったり悲しくなったり、寂しくなったり安心したり。気が付けばお客様は、登場人物に自分を重ね、自分自身へと問いかけをしていくようです。あなたは今、どう思う?どんなことが楽しい?あなたの夢はなに?問いかけのたびに、お客様はそれぞれの疑問を持ちながら自分自身と向き合い、そして問いかけ続けていく最中で、舞台は幕を閉じました。
純粋に楽しんでくれた方や、色々と考えを巡らせてくださった方、会場にはたくさんの感情が巡っていて、でもそれは、とても素敵な空間のように見えました。創造スタッフ劇場をご覧になった方々が、それぞれのお気持ちを持って、また明日からの毎日を送ってくれたら、それはそれで、新しい夢がまた生まれるのかもしれません。今年も素敵な劇場を創り上げてくれた創造スタッフの皆さん、ありがとうございました!