❖ 自然との一体感を味わう ❖
イベント内容 | 概要 | レポート | しおり | チラシ |
① 色金山歴史公園から杁ノ洞地区(約4km)までを歩きます。
② 自然のなかで”ひと休み”が3回あります。ミニコンサートで自然と音楽を楽しみましょう。
③ ゴールは自然がいっぱい。 アンサンブルの調べが自然と一体となって、聴き手を包み込むことでしょう。聴いたあとはお茶をしましょう。
ハイキングコンサートは、長久手を歩いてめぐり、生の音楽を聴き、自然との結びつきを体感する新しい体験型アクティビティです。長久手市は、西から東にかけて街から森へ移り変わる風景のレイヤーがあり、歩くことで起こるさまざまな事象を五感で掴んでいきます。自然・音楽・感性が一体化していく、ゆったりとした時間を過ごしました。
【色金山歴史公園】
ハイキングコンサートのスタートは長久手市の市街地を見下ろせる色金山歴史公園の展望テラスから。木々の合間から朝日が差し込むなか、ドヴォルザークの弦楽五重奏曲ではじまります。
夜が明けてさまざまな事が起こっていく様子を表現した曲で、これから私たちが体験する出来事を感じさせてくれるようです。
色金山から里山に向けて出発です!色金山歴史公園の中を抜け、安昌寺というお寺に出てから香流川沿いを上流に向かって歩いてきます。
弦楽五重奏で演奏をした近藤薫さん(ヴァイオリン)や広田勇樹さん(チェロ)も一緒にハイキングを楽しみます。
【香流川緑地】
ござらっせを通り抜けた先の、香流川沿いの緑道を歩いていると、いちご農園が見えてきました。すると対岸には楽器を持った人たちが!
川沿いの大きな木の下で、金管五重奏が始まりました。これから里山に向かう私達を後押しするかのようなファンファーレが鳴り響きます。
【多度神社】
香流川を進んで行くと400年近い伝統あるお祭りが引き継がれる多度神社が見えてきました。大きな杉の木に囲まれた境内で、木管五重奏が聴こえてきます。
木々を見上げると小鳥たちが木々に集まってきていました。優雅な木管の音色に、鳥のさえずりが気持ちよく響きます。
一旦香流川を引き戻し、すまいるベリーズ長久手のいちご農園でひとやすみ。いちご狩りのシーズンはこれからなので、凍らせたいちごを削ったデザートをご提供いただきました。
小腹を満たして里山に向けてラストスパート!道も舗装されていない砂利の道になってきました。
【つむぎて圃場】
2時間半、約4キロの道のりを歩いて聴いて、合同会社つむぎてさんが整備する圃場にたどり着きました。
耕作放棄地を開墾した素敵な圃場で、葉っぱの擦れる音や鳥のさえずりなど、自然の音を聴いていると・・・・
突然、遠くから楽器の音色が聴こえてきました。圃場を奥へと進んでいくと、13人の奏者が竹林に囲まれた自然の舞台でワーグナーのジークフリート牧歌を奏でています。
里山に響き渡る楽器たちの音色に包み込まれながら、自然との瑜伽(ゆが=感覚器官と結びつくこと)を感じていました。
終演後は圃場で採れたハーブを使ったハーブ水、圃場に生える雑草で作った雑草茶を飲みながら、人と人とのつながり、自然とのつながりを確かめていました。
今後も東京大学先端科学技術研究センターと連携し、「人と自然との共生」を更に目指して、Nagakute Nature-Centered Projectをお届けしていきます。
※合同会社つむぎての圃場への、許可のない立ち入りはご遠慮ください
演奏場所 | 曲名 | 作曲家 |
色金山歴史公園 | 弦楽五重奏曲第2番 ト長調作品77より第1楽章 | A.ドヴォルザーク |
香流川緑地 | 戦いの組曲 | S.シャイト |
空想・夢・おもちゃ | G.ファーナビー | |
多度神社 | 17世紀の古いハンガリー舞曲 | ファルカシュ.F |
ノヴェレッテ | F.プーランク(G.エマーソン編) | |
つむぎて圃場 | ジークフリート牧歌 | R.ワーグナー |